中小企業がAppSheetを使うべき理由

目次
はじめに
「この業務システム、なんか使いにくい」
これまで多くの企業の支援をしてきましたが、このような不満の声は後を絶ちません。
では、なぜそのようなことが起こるのか、どのように対応すればよいのか。
本記事ではこれらについて解説していきます。
なぜそのシステムは使いづらいのか
既製品ソフトウェアの限界
今現在企業に導入されている多くの業務システムが既製品ソフトウェアです。
既製品ソフトウェアは、特定の業務に限定されず、幅広いユーザーが使える様に設計されています。
そのため、量産かつ比較的安価での購入が可能です。
ただ、この「幅広いユーザーが使える様に設計されている」という点に大きな落とし穴があります。
多くの企業では、独自の業務フローがあります。
業務システムは業務を自動化・効率化することが目的なので、当然その企業の業務フローに合わせたシステムでなければなりません。
にもかかわらず、既製品ソフトウェアは「幅広いユーザー」を対象にしているため、企業独自の業務フローには対応していません。
それにより、自社の業務フローに合わず、「使いづらい」と感じるのです。
カスタマイズシステムは高額
逆に、自社の業務に合わせてゼロから作るシステムを着くることもあります。
自社の業務フローに合わせることができるという点では良いですが、仕様を詰めるところから始めるため、導入までかなりの時間がかかりますし、何よりも導入コストがバカになりません。
また、導入後の保守料もそれなりに高く、業務フローが変わった場合はさらにコストがかかります。
大手企業ならまだしも、中小企業の場合はシステム導入のコストを上回るリターンを得ることは難しいです。
「AIを使った開発」の期待と現実
AIツールの進化で期待が高まるシステム開発
最近のAIの進化はすさまじく、プログラミングを自律的に行なってくれるため、簡単な指示でゲームやWebサイトが作れてしまいます。
現在は、「バイブコーディング」といって、AIに指示を出すだけでシステム開発を進める新しい開発手法もでてきており、これまで数十万円で開発されていたWebサイトもAIがあれば無料で簡単につくれてしまいます。
(ちなみに、このブログサイトもバイブコーディングで作られています!)
業務システムレベルでの開発の難しさ
しかし、業務システムとなると話は別です。
業務システムはWebサイトとは比べ物にならないくらい複雑になるので、それなりのスキルが必要になります。
また、メンテナンスにも大きな課題があります。
Webサイトレベルであればそこまで大きな問題にはなりませんが、業務システムレベルに複雑になると、メンテナンスを想定して開発しなければなりません。
メンテナンスができないと「一から作り直し」や「利用中止」になることもあり得ます。業務システムでこの状況は致命的ですので、失敗できないという点からも、AIを使った業務システム開発はおすすめできません。
AppSheetが最適な3つの理由
ということで、上記の問題をうまく解決できるのがノーコードシステムです。
そして、とりわけその中でもAppSheetが最適といえます。
理由1:自社の業務フローに合わせられる
先ほど述べたように、多くの中小企業が直面する最大の課題は「システムが業務フローに合わない」ことです。
その点、ノーコードであるAppSheetであれば、プログラミング知識が不要なため、「業務フローはわかっているけど、ITスキルがない」という人でも簡単につくることができます。
さらに、AppSheetはノーコードの中でも柔軟なシステムを作れます。
多くのノーコードは簡単ゆえにできることに制限がありますが、AppSheetの場合、やろうと思えばかなり複雑なシステムでも実現できるので、この点も大きな強みといえるでしょう。
理由2:圧倒的なコストパフォーマンス
AppSheetはGoogleのサービスということもあり、利用料が非常に安いです。
無料で使える範囲もかなり広く、そこまで規模が大きいシステムでなければ、無料で使い続けることもできます。
特に、既に有料のGoogle Workspaceに課金している場合は、AppSheetの有料プラン(Coreプラン)が追加の課金なしで使えます。
また、学習コストが低いという点もポイントです。
システム開発はドラック&ドロップで完結するので、習得に時間がかかりません。
理由3:改修・拡張が簡単
本来、システムの改修や機能追加には、外部の開発会社に依頼する必要があり、その都度コストと時間がかかってしまいます。
しかし、AppSheetなら社内の担当者が直接修正できるため、「この項目を追加したい」「この計算式を変更したい」といった要望が出たときに、すぐに対応することが可能です。
また、小規模な改修を繰り返しながらシステムを育てていけるのもAppSheetの大きな利点です。
最初は必要最小限の機能でスタートし、実際に使いながら「ここをもっと便利にしたい」という声を拾って改善していく、というアジャイルな開発が自然と実現できます。
結論:中小企業こそAppSheetを活用すべき
ここまで見てきたように、AppSheetは中小企業が抱えるシステム導入の課題を解決する、理想的なツールです。
大手企業のように潤沢な予算がなくても、ITスキルを持った人材が社内にいなくても、自社の業務に最適化されたシステムを構築できます。
むしろ、組織が小さく意思決定が早い中小企業だからこそ、AppSheetの柔軟性を最大限に活かせるともいえるでしょう。
DXは大企業だけのものではありません。
AppSheetを活用することで、中小企業でも効率的な業務システムを構築し、さらに競争力を高めていきましょう!